2026年3月7日、古市 晃氏(神戸大学大学院人文学研究科 教授)を講師に迎え、ゆめトピア長船を会場として歴史講演会を開催しました。
「古代の邑久と吉備・倭国」と題して、『古事記』や『日本書紀』といった古代の歴史書、また木簡など発掘調査で出土する文字資料を中心にみながら、古代の邑久郡が吉備と呼ばれた勢力の中で果たした役割、また当時「倭国」と呼ばれた日本の中での役割について考えるこの講演を、市民ら300人が聴講しました。
古代吉備の邑久(大伯(おほく))を拠点とした豪族・吉備海部直(きびのあまのあたい)一族。講演では、吉備勢力の一部にとどまらず、現在の福井・和歌山・九州へとネットワークを広げ、倭国全体の海上交通に関わっていたことが語られました。朝鮮半島へ渡る高度な航海技術も備えていた、吉備海部直一族のすがたを知ることで、地元瀬戸内市から古代日本の歴史が広がりをもって感じられた講演会でした。
