大坂城築城残石群は、江戸時代初期に徳川家により再建された大坂城の石垣の石を切り出した丁場の遺跡です。
前島には全部でA ~ D の4地区の存在が確認されています。石は、矢穴が一直線に入ったものや大割にしたもの、さらには整形して山から下ろす寸前のものまで様々あり、足を踏み入れると、まるで石工が最近まで作業していたかのような感覚を覚えます。
残石の中には刻印が刻まれたものがあり、これが大坂城の石垣に印されているものと同じであることから、松江藩堀尾家や鳥取藩池田家が前島の石切丁場に関わったことが分かります。
この動画では、牛窓の前島に残る大坂城築城残石群を、上空から撮影した映像などもつかいながら、わかりやすく紹介します。実際に見学できるA地区についても紹介しているので、現地を訪れる際にお役立てください。
ぜひご覧ください。