実施日:
10月10日ころ(10月第2日曜日)
実施場所:
大土井正八幡宮(〒701-4212 瀬戸内市邑久町尻海980)
行事の概要:
秋季例大祭では、御神輿の巡行があり、御神輿は参道を下ったところにある御旅所の間を往来します。少女4人による太刀踊りと巫女の舞が奉納されていましたが、現在では行われていません。
太刀踊りは、粟利郷(あわりごう)の15歳未満の少女4人が太刀・薙刀を持ち、大人の唄う独特の太刀踊りの唄と箱の蓋をたたく拍子木のリズムにあわせて踊るもので、江戸時代以前から伝わる芸能と考えられています。太刀踊りは県指定重要無形民俗文化財になっており、村社の大土井正八幡宮(おおどいしょうはちまんぐう)と粟利郷地区の氏神である粟利郷天神社に奉納されてきました。
由来・歴史:
大土井正八幡宮は、奈良時代の養老元年(717)に豊前国の宇佐八幡宮から佐井田庄の氏神として勧請したと伝えられています。明治18年(1885)神社の境内から発見された経筒に承徳2年(1098)という平安後期の年号が刻まれていました。また、境内に残る古い鳥居には文正元年(1466)と天和2年(1682)の年号が刻まれており、神社の由緒の古さがうかがえます。
2025年の秋季例大祭では、午後1時から厳かに祭典が執り行われた後、御神輿の巡行がありました。境内を3周した後、御旅所を往復しました。御神輿が戻るまでの間、境内では宮司さんの御友人の大道芸パフォーマンスが行われ、参拝者を楽しませました。行事の最後には、もち投げが行われました。
(取材日 2025年10月12日)
リンク
岡山県神社庁 正八幡宮
https://www.okayama-jinjacho.or.jp/search/18041/
瀬戸内市ホームページ 太刀踊(粟利郷天神社)
https://www.city.setouchi.lg.jp/soshiki/23/2181.html
岡山県文化財課 太刀踊
https://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/263771.pdf
















